onichanの教育実践~桜梅桃李の教育

小学校教員のブログです!

道徳読み1周年

昨年の8月に道徳読みを学んでまもなく1年が経過する。この1年間を振り返る。

 

私は、前任校から道徳教育推進を担当している。(現任校でも担当している)   研修で学んだことや書籍で学んだことなどを実践してきたが、上手くいかないことや準備に時間がかかることなどもあり、道徳授業が嫌いになりかけた時期もあった。

 

特別の教科道徳の全面実施が迫った昨年の4月からは、市の教員が集まって研究する部会には、道徳部に所属することにした。昨年の6月には、研究授業もさせていただいた。講師で来られた先生から、褒められた点や改善を温かく丁寧にご指導いただき、たくさんの学びになり大変に感謝している。

 

しかし、自身の中で何か引っかかっていたり、モヤモヤしていたりするなど、何かスッキリしていなかったのである。どうやって読み物資料を使って授業をしていけばよいのか不安で、不安でしかたなかった。このままでは、いけないと思いつつも改善する方法がなかったのである。

 

そんな中、Facebookで横山験也先生に出会う。そこで、横山先生考案の『道徳読み』を知る。

運良く、夏休み中に横山先生が、『道徳読み』のことを講義していただくセミナーがあり、参加させていただいた。

実際に学び、道徳読みは、私でも継続して実践ができること、子どもたちも見通しもって学習ができること、評価に向けて記録を残せ記述式でも書けそうな予感がしたこと、子どもたちも楽しんで学習ができること、そしてこれなら教科書使って授業ができるなどと、直感で思ったのである。

 

早速昨年の9月から実践をした。回数を重ねることで、子どもたちも集中して道徳の学習に向かうようになってきた。

道徳の授業が楽しくなったようであり、「先生今週はいつ道徳をやりますか?」や学校のアンケートに、道徳の授業が楽しいとクラスの9割の子どもが書いてくれたことあった。

 

学力的に低い子や支援が必要な子も参加でき、発表までできるように少しずつなっていった。これを1年間続けると子どもたちのなかに既知道徳が蓄積され行動に現れてくることなどを考えるともっと早く知って実践したかったという思いも出てきた。

 

今年度は、1学期から『道徳読み』を実践してきた。普段の学級経営やその他の授業の工夫などもあり、落ち着きのなかったクラスが少しずつ落ち着いてきた。

学力が低い子や支援が必要な子も『道徳読み』の中にある「道徳みつけ」や「省みる」で、最初は道徳みつけで道徳をみつけられなかったり、省みるで全く書けなかった子が、友達と交流したり、友達の意見の発表を聴いたりすることを重ねていったことで、自らの力で、「道徳みつけをできるようになったこと「省みるを短文で書くことができるようになった」が、子どもの変容である。

また、支援の必要のない子どもたちも、よく考えたり、なかなか発表しなかった子が発表したりするなど変容が見られた。

 

私の変容、特に子どもの変容や成長を実感することができ、道徳授業をすることが楽しくなっていった。これからは、さらに授業準備をして、実践していきたい。

今、私の課題となっている、板書や省みるの指示の出し方を研究してより良い授業をしていきたい。

 

『道徳読み』を教えていただいた、元千葉県の小学校教員であり、現任は、さくら社の社長である、横山験也先生に感謝しております。本当にありがとうございます。また、昨年9月と今年の3月に、『道徳読み』のセミナーの講師としても来ていただきました。このことも感謝しております。

 

今回の1年間を振り返ってでは、『道徳読み』の詳細を書かなかったので、書籍『道徳読み』を購入していただいて読んでいただきたいです。また、ご都合がつく方は、10月6日に千葉県で、セミナーがありますので、ご参加ください。(参加申し込みは、私のブログを参照してください)

お時間がない方は、コメントをいただければ個別に対応します。

 

これからは、横山先生に頼らず私が『道徳読み』を語って広めていけるようにしていきます!10月7日には、東京で土作彰先生と私でセミナーを開催します。そこで、『道徳読み』のことをお話させていただきます。(こちらの参加申し込みも、私のブログを参照してください。)