道徳読み〜普通に読む(範読する)
今回は、道徳読みの5つのパートの1つ目の普通に読む(範読する)についてです。
私は、毎回の授業で範読(普通に読む)をします。(子どもたちには、道徳みつけをするための教科書の教材文をコピーしたワークシートを配っておきます。)
分かりにくそうな言葉は、範読しているときに途中で止めて、意味を教えてたり、最後に教えたりすることもあります。そうすることで、教材にすんなりと気持ちが入るからです。これをしないと、学力が低い子は、そこで内容が入っていかなくなることが多いからです。
普通に読むこと(範読を聴いて読む)と道徳みつけをすることの回数が重なっていくと、普通に読んでいるときから、脳にスイッチが入り、道徳脳になって行くのです!
昨年度担任した学級では、すごいことが起きました!
「森のゆうびんやさん」という有名な資料を使った時のことです。普通に読んでいるとき(範読を聴いているとき)から、子どもたちは道徳脳になり、自然に道徳読みをしていました。
それが分かったのは、範読が終わった後にある男子が、「今日のお話は、良いところしかなかった。悪いところは、なかったよ。先生!」と言ってきたのです。
私は、面白いと思って間髪いれずに、「どうして」と聴くと、その男子が「先生が読むのを聴いていたのと、プリントを見て、そう思った」と。何人かの子どもも、そう思ったようで、僕も私もという声があがりました。
私は、「すごいね。読んだだけで、そう思えるなんてすごい」とフォローしました。
回数を重ねるだけで、子どもたちがこのように成長したことに、とても感動し泣きそうになりました。
私にも変化がありました。昨年の8月に『道徳読み』を知った後に、市内の教育研究会で研究授業を参観したときに、授業者が範読しているときに自然と資料を読みながら、道徳みつけをしていたのです!
自然と道徳脳に切り替わるのは『道徳読み』だけだと強く思います!
『道徳読み』を実践されている先生方は、賛同していただけると勝手に思っています。
道徳脳に切り替わることは、とても大切だと思います!
いざという時に、道徳脳に切り替われば悪いことに手を染めなくてよくなるからです。
『道徳読み』を実践されていない先生、是非道徳読みの本やセミナーに参加されて、実践していただきたいです。
普通に読むから書き始めました。学級でのエピソードを織り交ぜながら、『道徳読み』の残りのパーツについても書きます。
拙い実践ですが、紹介させていただきます。
次回は、「道徳みつけ」についてです。
お楽しみに(^_^)