onichanの教育実践~桜梅桃李の教育

小学校教員のブログです!

道徳読みセミナーに参加しました!

昨日22日に、広山先生のセミナーで学んだことをまとめました。

道徳読み
道徳読みセミナーで学んだこと
道徳読みを最初学習する時は、「はしの上のおおかみ」で始めると良い。(6年生でも)
分かりやすく短い教材で。
下の学年に教材なら、現学年で取り扱ってもよし。
道徳読みは、指示はあるが、発問はない。だから良い。
道徳脳 正邪・善悪・人の道を考えさせる。
道徳みつけ(最初の頃)の順序
①良い道徳みつけ
②悪い道徳みつけ
線+一言
内容項目で書かせらせるようになると良い(教科書の後ろにある)
◎道徳語表を作る予定(道徳読み研究会東京支部で行う。)
道徳みつけ後の交流
・発表することで、自分への「既知道徳」への自覚を高める。
・友達の発表を受け入れて、自分の「既知道徳」を太く豊かにする。
・友達の意見を発表させるのもよい。
・自然とねらいに行ける。大筋は、変わらない(ブレない)。
通知表
・通知表は、考えやすくしている方法。
・(自分とは)反対側の意見で、なるほどと思ったことを教師が子供へ聞く。
・登場人物を俯瞰する。
・実在した(する)人物は、評価しない方が良い。
省みる
・振り返りではない。
・良い所から書いている場合は、伸びようとする心。
・悪い所から書いている場合は、自分を改めようとする心。
鬼澤から広山先生への質問 3点
(1)導入は、どうされているか?
・ここやると言って、教材文を読み始める。
・宿題で、音読させてくる。
・宿題で、道徳読みをさせてくる。
(2)道徳みつけ後の交流は、どのようにされているか?
・ペア
・4人1Gで
・全体
・ページごとでやる
・ページ限定でやる
(3)省みるは、どのように書かせていますか?難しい時があります。
・書き方の型を示す。
・型
私は、(       )と思います。理由は、(       )だからです。

私の質問に、丁寧にお応えいただきました。広山先生に感謝です。

漢字指導法

今回は、漢字指導について書きます!(昨年末に土作彰先生のセミナーで教えていただきました)

 

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 漢字指導法にも様々な指導法があります!知っておき、様々な指導法を試しましょう、目の

前の子供たちに合った指導法が良いので、実態に合わせて指導を変える勇氣が必要です!!

 この指導法を取り組んでくださる先生、情報の共有をしたいです!連絡お待ちしておりま

す。(コメントお願いします。)

学級づくりその7

今回は、(11)(12)について書きます!

 

(11)名言や詩、子供に伝えたいことをA4 1枚で作り掲示する。(2019年度から)

   ・横山験也先生から教えていただいた○○の図

   ・教師の哲学をもとに掲示しておきたいこと

   ・紹介したい名言や詩            等

   写真は、上の2つを掲示していた時です。

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(12)制静動堂

2年前に考えつきました。制静動堂の理論。以下、以前のブログを修正しました。

 

 1学期の振り返り。学級づくりと授業づくりをしました。学級づくりは、もちろんのこと。授

業(ミニネタ、ミニゲーム、授業の展開を工夫することなど)づくりも大切にしました。

学習では、静の活動、動の活動を取り入れての実践。荒れていた学級が少しずつ落ち着いてき

ました。去年、教室から飛び出した子も、一度も飛び出すことはなく、自信をもって夏休みに

入ることができました。(その後、今年の3月まで担任しましたが、1度も飛び出すこともなく頑張っていました。もう飛び出すことはないです!)

  最初は、おしゃべりが止まらなかったクラスが静かに学習に向かえるようになりました。

  

  動の学習・・・音読(表現読み)、立ち歩いて意見交流、班で10マス計算、ミニゲーム(計算

         じゃんけんなど)、トランプ計算、フラッシュカード、百人一首など

 

  静の学習・・・10マス計算、漢字のプリント、視写、読書など。

 

  静動の学習それぞれをさらに分けて、制静動堂の理論と名付けて、体系化していく予定で

  す!

 

(2年前のブログ記事)先日のブログで、「制静動堂の理論」と「道徳読み版制静動堂の理論」

について書きました。

  Facebookに、「道徳読みを研究する会」というページがあります。千葉のK先生と道徳読

みの考案者横山験也先生から「制静動堂の理論」について質問がありました。

①制静動堂のあて字の由来を教えて下さい。どんな意味があるのでしょうか?

②静と動に分けることにより、どんな効果がありそうでしょうか?

 

①について

①の制静動堂のあて字の由来は、正々堂々から来ています。正々堂々には、正しく整っていて勢いの盛んなさま。
正々は正しく整っている様で、堂々は威厳があって立派な様を意味する。 などがあります。

担任している子たちは、昨年度教室から飛び出してしまう子、授業中勝手におしゃべりをしてしまい止めなれない子、支援が必要で低学力な子などがいます。

そこで、学級づくりと授業づくりをしっかりして、正々堂々学ぶ姿、生活している姿を1年間かけてじっくりと創りあげていこうと思いました。そこで、参加していたセミナーや読んでいた書籍、自身の実践から、静の活動と動の活動があることに気づきました。そこで整理して、体系かしたいという思いと、若い先生たちのために手助けをしたいと強く思ったからです。

 

②について

先程も書かせていただきましたが、教室を飛び出していた子に4月にどうして1年生の時に飛び出していたのかと聴くと、理由の1つに教室がうるさすぎて、集中できないと言っていました。

静かな時間が少しでも作れれば参加できるのではないかと思い、「静かを制する」ことを考え、計算タイムを設けたり、漢字の書き取り、道徳みつけなど短い時間で、集中して活動に取り組めるようにしました。(東京の杉渕先生が実践されていりユニット授業を取り入れています)
静かを制することで、動の活動の時には、子どもたちがもっているパワーを発揮させられると担任をした4月に直感しました。
静の活動を制し、動の活動で堂々と学習ができれば、静の活動も動の活動も堂々と学習している姿になり、学級が落ち着き、良い方向に変わっていくだろうと仮説を立てました。

動の活動は、立ち歩いて意見交流をしたり、班で計算をしたり、音読をしたりするなどのことをするので、騒がしい学級でもこの時は、動きの保障ができ思い切って活動ができると考えています。

 こうしたことで、4月から7月の1学期間で、少しずつですが、クラスの雰囲気が変わり始めています。管理職からもクラスが落ち着いてきています、学級経営がいいですねと言われました。
 また、個人面談で、たくさんの保護者から去年に比べて、「クラスが落ち着き、静かな時間が学習のときにあり安心しました。」や「クラスの様子が劇的に変わって、我が子が集中して楽しそうに静かな雰囲気のときも、音読しているときの元気な様子のときも、集中して取り組んでいる姿が嬉しいです。」という、お言葉もいただいています。

 

おまけです。教室の制空権についても2年前に考えつきました

教室の制空権は、私が定義しました。

  教室の空気感を教師のものにするということです。制空権を子どもにとられてしまうと、授

業が成立しにくくなります。

  週明けの朝や中休み、昼休み、朝会や集会後、授業をする空気感でないときは、ありません

か。その時は、数分使って空気感を変える必要があると思います。 4 5分の中の数分をそれに

使うのは、もったいないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

  しかし、 1日の中での数分です。学級の空気感を授業が成立しやすいものにするのか、成立

しにくいものにするのかを選ぶとき、私は前者を選びます。たった数分で空気感が変わるので

すから。私がするのは、ミニネタを披露したり、ミニゲームで遊んだり、おもしろ音読やフラ

ッシュカードで声を出したりします。たまに、歌を唄ったりもします。少しの工夫で学級の空

気感が良くなるので、無理矢理授業をするのではなく、数分捨てる勇気をもつことも必要

と考えます。

 

以上、12個+1。私が、学級づくりで行っていることです。

 次回以降は、学級づくりはもちろんのこと、授業づくりのことやセミナーで学んだこと、子

供に伝えたい名言や詩、動画等を書いていきます。

 

学級づくりその6

 今回は、(8)(9)(10)について書きます!

 

(8)自分を磨く と(9)自分を鍛える。

   ・得意なことを伸ばす。   

   ・苦手なことに挑戦する。

   ・人が嫌がることでもやる。

   ・努力する。

   ・下級生の手本になる。→下級生が憧れる上級生になる。  

   ・目配り、気配り                    等

  以上のことを折にふれて話します。このような言動がある時に評価(ほめる)をしっかり

とします。(高学年女子の場合は、評価する時には配慮をします。) 

 思いやりともつながりますが、友達に対して目配り、気配りをすることは自分を鍛えること

にもなります。

 

(10)全力で行う。 

   ・あいさつ

   ・歌う(校歌、音楽の時間等)

   ・学習の時(音読、意見を言う時等)

   ・給食準備、片付け

   ・掃除               等

 

   全力ですることの良さをしっかりと掴ませ、手抜きをさせないことが大切です!これも

フリ・オチ・フォロー、YSHの法則から評価をします。せっかく子どもが全力で取り組もうと

している時や取り組んでいるのに、評価をしないと「全力でやっているのにどうして?」とな

り、手を抜いていくようになってしまいます。これを絶対に避けなければなりません。だか

ら、評価が大切なのです!!

  子どもたちが、全力ですることの良さを実感すると他のことにも波及をして、全力で取り

組むようになります。

 

 次回は、

(11)名言や詩、子供に伝えたいことをA4 1枚で作り掲示する。(2019年度から)

(12)制静動堂

について書きます!!

学級づくりその5

今回は、(5)(6)(7)について書きます。 

(5)先生や友達の話を聴くときの聴き方

 話している人の方を向いて、聴く。聴いてくれる人の方を向いて話す。これは、当たり前の

ことだと思いますが、教師も子どもも意識しないと意外とできていないことが多いです。友達

を大切にするというとを大切にするならば、しっかりとやるべきでしょう。

この他にも、頷いたり、メモしたりすることも大切です。このような指導を繰り返し、フリ・

オチ・フォローやYSHの法則を使い繰り返し、指導します。 

 

 

(6)プリント等を渡すときの声かけ

 教室では、毎日プリントを配布することがあります。その時に、行うことがあります。

 それは、

     渡す人は「どうぞ」

     もらう人は、「ありがとう」

         (『有田和正先生の実践』  土作彰先生から教えていただきました。)

 

 友達を大切にするということであれば、これも大切なことになります。教室では、プリント

を渡すだけではありませんね! ノートやドリル、落とし物を拾った時、教師に提出物を渡す

時等、様々な場面で物を渡す・もらうということがあります。プリント配布時だけではなく、

他の事にも波及するように、指導していく必要があります。そうすれば、「どうぞ」「ありが

とう」等の『温かい言葉』が教室にあふれるのです!

 2年前(2018年)に2年生を担任していた時の出来事です!

 以下のようなことがありました。

 図書室の司書が、子どもたちが「よろしくおねがいします。」や何かしてもらったときに、

自然と「ありがとうございます。」と言ってることに気付いてくださり、「去年(2017年1年

生の時)とは違い、成長しましたね。」と言ってくださいました。

 

 (7)思いやり

 ・他人を思いやる。困っている子に声をかける・手を差し伸べる。

 ・怪我をした子を保健室に連れて行く。

 ・一人ぼっちにさせない。      

 ・目配り、気配り       等(他にも様々あると思います。)

 

 当たり前のことですが、当たり前だから難しいこともあります。これができるようになれ

ば、温かいクラスになっていきます。日々の出来事をよく見て、子どもたちに紹介したり、

褒めたりします。そうすることで、少しずつ広がり、波及します。

 

 教師の哲学に帰結しますので、ブレないようにすることが重要です!

 年間を通して、指導していきます。最初の1ヶ月や長期休業明け等、繰り返し指導します。

 2学期末や年度末は、指導しなくてもできるように、最初の1ヶ月で繰り返しが大切です!

だから、フリ・オチ・フォローやYSHの法則を意識して指導することが必要なのです。

 

 

 次回は

(8)自分を磨く

(9)自分を鍛える。

(10)全力で行う。 

について書きます!

 

 

 

 

 

「体積の重なり君」を自作&横山先生のブログに紹介していただきました!!

 

「夢中で算数」をつくる教材アイディア集

「夢中で算数」をつくる教材アイディア集

  • 作者:横山験也
  • 発売日: 2020/03/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 著者の横山験也先生は、道徳読みの考案者です!

道徳読みのセミナーで何度もお世話になっています。この書籍の算数の教材もセミナーの中で

いつか教えていただいたこともあります。

8日にその中の教材の一つ「体積の重なり君」を作りました。

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横山先生にそのことを報告させていただくとブログで紹介していただきました。

みなさんも読んでいただき、作ってみてください!!

オススメです♪♪♪